手作りの土鍋と食器販売【陶房ななかまど】
 
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おとぼけキャセロール1
おとぼけキャセロール1
おとぼけキャセロール1
おとぼけキャセロール1
サイズ 口径13.4cm 高さ15.5cm
    ふたまでの高さ18.3cm

だるまのように底がまるいキャセロールです。
ですのでコンロの五徳に乗せた時の安定感は最高なのですが、平らな所に置くとユラユラ〜っとして安定しません。
タイヤ状の真ん中が空いた鍋敷きなどに乗せて使います。

土鍋を作り始めて15年ほど経ちますが、
試作以外で一点ものを作ることはまずありませんでした。
たまに型を使って楕円形のものを作ったりもしますがそれ以外はほぼろくろ成形です。
それは量産できるから。
一個の製作に時間がかかればそれだけコストがかかり、物の値段に反映せざるを得なくなってきます。
私は日常の器、道具としての土鍋を作っているのですから、作品並みの値段をつけることはできません。
それにそんな時間もなかったという理由もあります。

けれど先日引っ越しをする機会が訪れ、大量の本や雑誌を整理しました。
段ボールの山に囲まれなつかしい本に見入ってしまい、作業はなかなか進みません。
そんな中一冊の本を見つけました。
それは、アジアやアフリカの土器を製作している女性たちを特集した雑誌でした。
地面に座り込み、藁でできた丸い座布団を土に充て、それを回しながらひも状の年度を積み上げていく。
わきには出来上がったばかりの大きな甕が一杯に並んでいる。
それを頭にのせ運んでいる女性たち。
またあるページでは、女性が手捻りで粘土を壺状にしているのだけれど、その女性は上半身裸で、彼女のおっぱいに生まれたばかりの赤ん坊が吸いついている・・・。
何十年も前の学生時代に見て感動した写真にまた同じように感動してしまい、しばらくボケーっとしていました。

こんな世界に憧れて物を作り始めたんだよな・・・。
そんなことを思い出しました。

毎日毎日作り続けることは、技術的には成長し、効率も良くなり失敗も減ってきます。
けれどもそれは慣れに繋がる危険とも隣り合わせになっているのです。
焼き物を始めたばかりの子が、余計なことを考えずに一生懸命作った器は、大作家のそれと比較しても引けを取らないこともしばしばあります。
表現や技術は稚拙でも、物事にまっすぐに対峙すればそれは必ず人に伝わるのです。
はたして私はそれができているのか?
効率や量産のことばかりを考えて、作ることそのものの楽しさを忘れているんじゃないか?
そんなことを09年の春先は考えました。

キャセロールに話をもどして、と。
また私も量産や技術にこだわらず、作りたいものを気楽に作ってみたい・・・
そんなことを思い、作ったのがこのキャセロールです。
時間をかけ、楽しんで作りました。
ですのでいつもとは違い、底の安定や重さなどは二の次になってしまいました。
できたものはやはり鍋です。
手捻りで作りました。そのあとポンポンと叩いて形を整えていきます。
焼きあがり窯から出した時にこれを見て皆で笑いました。
そんなことも久々でした。
名前はすぐに決まりました。本当にスットボケているんですよ。


こんな感じで、今後もこのコーナーでちょっとずつご紹介していけたらと思っています。
”ここのページは”ご覧頂くだけで満足です。
のんびりお楽しみください。

あ、ちなみにおっぱいを出して作ったりはしませんでしたよ^^;









価格 \21,000(税込)